親鸞聖人絵詞傳要訳 6

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範綱卿 宗業朝臣などが慰め、法華経の中の四要品(しようぼん)などを授け、これにて母上の菩提を弔うことは教養の第一で、愁傷に沈んでいる心の疲れをとることをさとし、そのことを聞いて、それからは昼夜わたり要品を読誦し、しまいには全てをそらんじました。

その時より出家の御志をもたれました。