範綱卿 宗業朝臣などが慰め、法華経の中の四要品(しようぼん)などを授け、これにて母上の菩提を弔うことは教養の第一で、愁傷に沈んでいる心の疲れをとることをさとし、そのことを聞いて、それからは昼夜わたり要品を読誦し、しまいには全てをそらんじまし…
八歳の春より伯父三位の卿 又は南家の儒生日野民部忠経(ただつね)に従い、孝経・論語などを読み、広く六経も読み 集蛍映雪怠りなく 老子文選の書に至るまで多くを習熟しました。 同年五月二十一日御母吉光女は病に伏していましたが、遂に虚しく世を去られ…
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