2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

親鸞聖人絵詞傅要訳 4

和歌の会を立ち聞きする親鸞聖人 七歳の春範綱卿の家で和歌の会があり、人々が来て 歌道の奥旨を範綱卿が教諭しているところを、十八公麿が立ち聞きしていて、のちには範綱卿に従いてあまたの、歌書を読みそらんじ、歌をよく詠みました。

親鸞聖人絵詞傅要訳3

御手習を受ける親鸞聖人 同じ時(四歳)六月十八日 御父有範朝臣卒去してしまい、御舎弟朝麿とともに 伯父三位若狭守(わかさのかみ)範綱卿の養子になりました。 範綱卿は御白河上皇の近臣で博学多才の歌人でした。 五歳の時から伯父従四位宗業(むねあり)…

親鸞聖人絵詞傳要訳 2

御父有範朝臣と念珠を持つ親鸞聖人 合掌礼拝を行う親鸞聖人 翌年癸巳(みずのとみ)四月一日 12ヶ月(旧暦)にして誕生され、如来滅後2122年にあたり、夢のお告げの通り「十八公麿」と名付けました。 当年十一月には起き上がり歩かれ、人々は世にも稀…